究極のダイエット作品!!『Demon City 鬼ゴロシ』1点

国内作品

このタイトルはよき。

ダサすぎて逆に気になってしまった。

ネトフリオリジナル映画ということだし、生田斗真主演だし、音楽は布袋寅泰だし、これはある意味掘り出しもの・・・、

「なんて期待した私がバカだった」

ちなみに原作は漫画とのことで、未読どころか作品そのものを知りませんでした。
(原作ファンの皆様ごめんなさい)

殺し屋である坂田は愛する家族のために、引退して普通の生活に戻ろうとした矢先に、謎の犯罪組織「奇面組」によって妻子を殺され自身も撃たれて植物人間となってしまう。

そして、事件から12年後、医療刑務所から出所した坂田は復讐の鬼と化して復活する。

言いたいことは山ほどあるけれど、そんなことは瑣末なことだ。

なにせ、ここまで手抜きというか、いい加減、いや制作費泥棒というか、

「いろいろな意味で斬新」

な作品だからだ。

生田斗真を初め、役者さんたちは真剣に演じているのだろうが、明らかに台詞回しがおかしい。

他の出演作品と比べて演技がぎこちない気がする。

そして、布袋さん、

「テロップに名前がなければ、気づかないですよ」

という、全く布袋らしさが皆無で、印象にすら残らない。
(私はBOØWYの時からのファンです)

製作陣のいい加減に周りが引っ張られてしまったのか?

作品の評価は点数の通り、私の今まで見た映画の中でダントツのワースト一位の作品だ。

ちなみに、それまでのワースト一位は『進撃の巨人(実写版)』になるのだが、ついに10年という時を経て、それを超える作品が現れたということだ。

ほんと、長生きはするもんだ。

しかし、

「飽きることなく、すんなりと観れてしまう」

という不思議な作品だ。

そして、

「観て時間を無駄にした」

ともならない、むしろこれは観ておくべき作品だと言える。

ただし、

「二度と観る気はないし、その必要もない」

そもそも、印象に残るシーンが皆無だ。

全てが車窓の景色のように流れていって、観ているこちらはただ、ぼんやりと眺めているだけのことだ。

今まで、王座に君臨していた「進撃の巨人」ですら、観るシーンや印象に残るシーンの一つや二つはあるのに、

「さすが、真王者」

である。

「無駄なものどころか必要なものまで省く潔さ」

に原因があるとおもわれる。

タイトルでも書いてあるとおり、本作品は究極のダイエット作品と言える。

まず、登場人物の関係性を全部削ってしまっている。

「原作読め!」

という監督なりの原作に対する配慮なのだろう。

そして、

「肝心なアクションシーンですら削る」

クライマックス、敵の本拠地に乗り込む坂田、群がる敵をバッタバッタと倒して最上階を目指すが、流石に満身創痍な坂田、しかし、そんな坂田の目の前にはうんざりするほどの敵が押し寄せてくる。

考えるまもなく迎え打つ坂田・・・だが、次のシーンでは最上階に着いてしまっている。

「あれ? 端折った?」

もう、

「アクションシーンはお腹一杯でしょう?」

という監督の配慮に頭が下がる。

そして、

「主人公が半端なく強くて、ターミネーター?」

と言いたくなるくらいに圧倒的に強い。

まるで、ゲームのようにザコを倒していく。
(ゲームは自分で操作しているので、爽快感なり、興奮があるが・・・)

同じ殺し屋繋がりで言えば、間違いなく、ジョン・ウィックよりも強い。

なにせ、鉄パイプのようなもので顔面、頭、体を強打されようが、ピンピンしている上に、至近距離からの、

「銃弾をも避けるからね」

こんな男を相手にして、

「勝てるわけがない」

ので、当然、緊張感なんてものは生まれないのだが、

「予想させない展開」

もある。

まぁ、そもそも、流れる車窓を見ているようなものなので、私が何も考えていないだけのことかもしれない。

ただ、

「おっ、そうくるか」

と、少しだけ関心を持っても、

「それを生かす演出方法を知らない」

のが、本作のお茶目なところだ。

ラストも一応、予想外の展開にはなり、

「パート2もいけるのでは?」

とおもわせるラストになっている。

もちろん、パート2が制作されれば観ますよ。

こうなったら、

「とことん見届けようジャマイカ」

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