何だろう、一作目もそれほど面白かったわけじゃないけれど、
「殺し屋の世界観や設定は面白く」
それなりに観るべきところはあったけれど、別に続編を作るほどの作品ではない。
キアヌが主演じゃなければ観てない、というか、実は観る気が全くなかったのだが、この夏に公開される、本シリーズのスピンオフ作品 「バレリーナ」 に興味をそそられて、
「殺し屋のバレリーナがどんなキャラか?」
観る前に知っておきたくて観ただけ(ちなみに本作にバレリーナは出てきませんw)で、まるで期待などしていなかったのだが、正直ここまで酷いとはおもわなかった。
前作では愛車と犬を理不尽に奪われた怒りで復讐するわけだが、本作では家を燃やされて・・・と、
「ちょっとスケールアップしたww」
だけで、何のひねりもない話。
とにかく前作の既視感が凄い。
ジョン・ウィックは鉛筆一本で3人を殺したなどの伝説を持つ殺し屋で「ブギーマン」とも呼ばれて、誰もが恐れる存在にも関わらず、
「わざと逆鱗に触れる」
ことを前作同様にしでかす、敵役たち。
鉛筆一本で三人を殺す・・・、
「クリストファー・ノーラン監督のダークナイトでもジョーカーが鉛筆で人を殺すシーンがある」
そもそも、顔面、とくに目なんか突き刺せばそのまま脳に達することも可能でしょう?
まち針で三人殺したのなら凄いとおもうが、鉛筆は誰が使っても、その気になれば凶器になります。
くどいですが、前作も大した作品ではないのに、前作同様の展開になるところなど、脚本のずさんさが目立つ。
「書いたのはどこのどいつだ?」
とばかりに検索してみたら、私が観た作品があった。
「Mr.ノーバディ」
・・・、
「なるほど、そう来るか・・・」
これで「バレリーナ」のために、わざわざ劇場に足を運んで、お金と時間を無駄にしなくてすむことになったのは良かった。
もちろんジョン・ウィックシリーズも次回作以降観るつもりはない。
面倒臭がらずに検索はしてみるもんだ。
「Mr.ノーバディもそうだが、売りであろうアクションシーンに、何の新鮮味もなく、ハラハラドキドキもなく、当然、リアリティもなく、スタイリッシュでもなく」
と散々な作品。
だが、配役のうまさだけは評価できる。
「ジョン・ウィックをキアヌ・リーブスが演じていることと敵役が憎たらしいこと」
ネットで流れているキアヌ・リーブスの「聖人」という印象と、ジョン・ウィックのもの静かさが私にはダブって見えて、まさに当たり役だとおもう。
そして、そんなジョン・ウィックだから、感情移入がしやすく、つい応援したくなる。
敵役に関しては、一作目でジョンの車を盗み犬を殺したヨセフ・タラソフを演じたアルフィー・アレンの小物感。
「ゲーム・オブ・スローンズ」が大好きな私としては、ヨセフ(アルフィー・アレン)が出てきただけで、
「また、お前か!!」
となるので、こいつをジョンが始末してくれるのを心待ちにしてしまうし、本作の敵役であるサンティーノ・ダントニオを演じるリッカルド・スカマルチョも同様にいい感じの小物感を醸し出していて、
「さっさと、始末されてしまえ」
となる。
殺し屋の世界観や設定という良い素材を見事なまでに腐らせてしまった作品。


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