主人公のクリスタル・クリーシーを演じるベティ・ギルピンが美人なのに下品、いや、失礼、クリスタル・クリーシーがただの下品な男まさりのキャラクターで、
「男の前で平気で〇〇ッコをする」
このシーンには驚いた。
ある意味、本作で一番の衝撃シーンだ。
何の意味があるのかさっぱりわからない。
強い女性像を描きたかったのだろうか?
だとしたら、だいぶズレている。
映画で強い女性と言えば、真っ先に思い浮かぶのは『エイリアン』のリプリー(シガニィー・ウィーバー扮演)と『ターミネーター』のサラ・コナー(リンダ・ハミルトン扮演)になるけれど、この二人に共通しているのは「芯の強さ」であって、男まさりとは違う、ましてや下品とは無縁だ、確かに決断力と実行力があるので勘違いされるかもしれないが、女性ならではのきめ細やかさも作中では描かれている。
まぁ、B級っぽい作品なので、単純に分かりやすくしたのだろう。
ただ、その割には、アカデミー賞俳優のヒラリー・スワンクを贅沢にキャスティングしていたりするし、エイミー・マディガンも出演していて、往年の映画ファンである私を喜ばせてくれる。
全米各地からさらわれてきた男女12人が、見知らぬ土地で富裕層のマンハントゲームの標的にされて、そこからのサバイバルという、ありきたりな話なのだが、ちょっと面白いとおもったのは、なかなか、主人公であるクリスタルが出てこなくて、観ているこちらは、
「こいつが主人公か?」
とおもうたびに、そいつは殺されてしまうのを繰り返す。
そして、クリスタルが出てきたら出てきたで、
「強すぎw」
観ているこちらを置き去りにする、圧倒的な強さとしたたかさ。
流石に、その強さに説得力を持たそうとしたのか、クリスタルはアフガニスタン帰りの兵士であることが明かされる一方で、富裕層に戦闘訓練を指導したのが、戦場を経験したことがない州兵というジョークをかましてくれる。
次々と理由もわからずに殺されていく人たち、そこに悲壮感はない。
あまりにも、あっさり塩味で、こちらが感情移入する隙もない。
こうなると、もう、殺される人たちはただの「記号」でしかない。
クライマックス、この殺人ゲームの黒幕であるアテナ(ヒラリー・スワンク扮演)とクリーシーの一騎討ちとなるのだが・・・
「アテナ強すぎw」
今までのクリーシーの圧倒的な強さに引けをとらない戦いぶり。
互いに罵倒しながら戦うのは面白い。
そして、最後のオチで、
「あらら・・・」
ガッカリしたという意味ではありません。
いい意味で、
「やっちまったなー」
(by.クールポコ)
と、いった感じです。
点数こそ低いですが、観る価値はそれなりにある作品かと・・・。


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