ヤバイ、あまりにもドストライクな作品。
たまにはこういうのが観たい。
ご都合展開のオンパレードだけど、
「そんなもの、部屋の隅にでも、うっちゃっとけ」
そんなことを気にせずただただ、佐藤健のかっこよさに酔いしれて、町田啓太の大人の魅力に惑わされて、志尊淳の美しさに見惚れて、宮崎優の透明感にやられる、そんな豪華なMV作品だ。
(あくまでも褒め言葉です)
あと、菅田将暉のラスボス感に感心するのを忘れてはいけない。
キャスティングもさることながら、キャラクターの設定も、
「これでもか」
とばかりにテンプレで、悪人は出てこない。
(全員、音楽という根っこで繋がっているから)
「これでいい、いや、これがいい」
どうせやるなら、この作品ぐらい突き抜けてもらわないと、消化不良になってしまう。
その点、本作品は消化不良どころか胃もたれもなく、ほどよくお腹いっぱいになれる。
原作は未読なので、原作のキャラクター設定は知らないし、かなりの改変が行われているとのことだが、
「原作を読まなければ、どうということはない」
(by.シャア)
一つの映像作品として、見事にハマっていると感じる。
まぁ、原作が小説なのでキャライメージなんて読んだ人の数だけあるわけだから、そんなの再現しようったって無理。
大事なのは、映像として観たときの雰囲気だから。
主人公の朱音を演じる宮崎優、
「誰それ?」
なんて言ってる場合じゃない、
「よくこんな無名にも近い女優さんを見つけてきた」
と、ひれ伏してしまう。
あまちゃんの時の「のん」を超えるくらいの衝撃だ。
似ていると感じるのは私だけだろうか?
プロを目指すも、いくつものオーディションに落ちまくり、
「デリカシーがない音」
とまで言われてしまう朱音。
そんな朱音に天才と呼ばれる藤谷直樹からバンドの誘いが・・・で、始まるこの物語。
私の持論では、作品の面白さは冒頭の数分で決まるとおもっていますので、もう、オープニングの山田孝之のボーカルからして飛ばしまくってくれます。
そんな華やかなステージ近くで、バンドメンバーからクビを宣告される朱音、そして、お約束の雨の中の演奏・・・、
「もう、すき」
朱音の心情を最も簡単に表現できる演出ではあるが、この演出、諸刃の剣だとおもう。
私みたいに楽器とは縁がない人間であれば問題ないが、
「大切な楽器を濡らすなんて・・・」
と反発を喰らう可能性は十分にある。
下手をすれば、ここでリタイアしてしまう人も・・・。
だけど、本作を豪華なMVと考えれば、許容できるのではないかなと勝手におもったりします。
なにせ野田洋次郎、他トップアーティストが楽曲提供をしているのだから、素敵な音楽とかっこいい俳優陣、
「もう、これ以上何を望むの?」
ラストのライブシーンなんて、
「圧巻の一言です」
キャストの熱量が伝わってきます。
そして、ラストシーン。
このまま終わってもよし、続編を作ってもよし、のにくい演出に、
「ぜひともシーズン2をお願いします」
と願わずにはいられない。
原作ファンの方々、申し訳ございません。


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