もう、
「だいすき」
タイトルはクッソつまらないので、
「ライアン・ゴズリング主演でなければスルーしていたのは間違いない」
しかし、ライアン・ゴズリング以外に「シックス」を演じることはできない。
とにかく素晴らしい。
私がこの作品を観て後悔しているのは、
「劇場で観ればよかった」
この一点だ。
ネトフリオリジナルということもあり、ちょっとだけ躊躇してしまったことが今も悔やまれる。
CIAの極秘プロジェクトである『シエラ・プロジェクト』
犯罪者をスカウトして刑を免除する代わりに、政府の汚れ仕事を死ぬまでしなければならない暗殺者。
これって、私には馴染み深い設定なんです。
私が子供の頃に読んでいた「ワイルド7」という漫画が似たような設定なんです。
2011年に瑛太主演で映画化されていて、監督は「海猿」シリーズでおなじみの羽住英一郎監督です。
「観なくていいです、いや、観るな!」
という駄作です。
漫画は傑作でした。
話がそれましたが、ライアン・ゴズリング演じるシエラ・シックスは、命令により、詳細を知らされないまま、自分と同じ暗殺者である、シエラ・フォーを殺害します。
しかし、そのシエラ・フォーから極秘データーを託されてしまい、身の危険を感じたシックスは、その場から逃走します。
極秘データーをめぐって、CIAに狙われることになるシックスの運命やいかに・・・、
「圧勝です」
もう、すがすがしいくらいに圧勝してくれます。
本作はただただ、シックスの圧倒的な強さに、ダニ・ミランダ(アナ・デ・アルマス扮演)の美しさと強さ、そして、ロイド・ハンセン(クリス・エヴァンス扮演)の傲慢ぶりを楽しむ作品になります。
もう、ゴズリング・・・、
今回も当たり役です。
演じるシックスのクールでありながら、おちゃめなところとか、もう、ゴズリングの独壇場です。
さらに、今回も見事な筋肉美のサービス付きです。
そして、アナ・デ・アルマス。
もう、出演してくれるだけで大勝利なのに、演じるミランダは素晴らし過ぎです。
最初はただの使い走りのお飾りヒロインかとおもっていましたが、とんでもない。
シックスと対等に肩を並べられる実力の持ち主です。
ひょっとしたら、素手による格闘ならば、
「シックスに勝てるのでは?」
とおもわせるくらいに強いです。
間違いなく本作品成功の立役者です。
続編にも是非とも再登板を願いたい。
そして、忘れちゃならない敵役のロイド・ハンセン。
もう、なんだろう、
「とにかく何もかもはちゃめちゃです」
ハンセン自身の能力に疑うところはないのですが、
指揮官としては最低レベルだし、自分以外は全員無能だとおもっているふしもあり、とにかく傲慢を絵に描いて額に入れて飾ったような男。
さらに、彼のナルシストぶりを象徴する、ショート丈の白のスキニーパンツ姿にはやられました。
俳優陣もさることながら、制作スタッフもやってくれます。
ロサンゼルス、フランス、チェコ共和国、タイ、クロアチア、オーストリア、アゼルバイジャンなど、世界7カ国以上で撮影するという気合の入りっぷり。
「そんなにお金つかって大丈夫?」
と、心配してしまうくらいに豪華です。
続編の制作が決まっているので、ぜひ日本でも撮影してもらいたい。
「国会議事堂くらいなら壊しちゃって構いませんから」
とにかく本作品は観どころ満載のうえに、テンポも良く、敵味方ふくめて登場人物が魅力的です。
中でもタミルの色男、アヴィク・サン(ダヌシュ扮演)は、
「かっけ~~~」
と惚れ惚れするくらいに粋な男です。
タミルの色男のあだ名は伊達ではありません。
しかも素手による格闘では、シックスに圧勝です。
正直、スピンオフ作品を作ってもらいたいくらいに魅力あふれる男です。
本作だけなんてもったいないお化けが出ます。
続編でも、ミランダと二人で再登板を願いたい。
しかし、ここまでの作品でありながら、
「リアリティの欠如」
は痛い。
アクション映画なので、そこを追及するのは酷だとおもいます。
だけど、ちょっとやり過ぎた感があります。
シックスが逃走中に車道を横切ろうとして車にはねられても、唸り声ひとつでピンピンしていたり、タミルの色男に手のひらをナイフで突き刺されても、これまた唸り声ひとつあげただけで平然としています。
百歩ゆずってここまではいいです。
だけど、厳重な警備体制がしかれた地下施設に監禁されていたはずのシックスが、いつの間にか誰にも気づかれずに脱走していたというのは、話の展開としては面白いです。
ですが、それはちょっと乱暴すぎとしか言いようがない。
何でもいいから、多少の説得力は持たせてほしかった。
まぁ、クライマックス間近のシーンでもあるので、尺の都合もあるでしょうけれど、おしい。
でも、これがね、シルベスター・スタローンやアーノルド・シュワルツネッガーであれば何の問題もないです。
だって、彼らの作品はマンガですから。
とはいえ、本作が紛れもなく何度でも楽しめる一級作品であることは間違いありません。
続編が楽しみすぎです。
公開されたら今度こそ劇場に足を運ぶことを約束します。


コメント