変わった虫との戦いの渦に巻き込まれる私

私の日常

仕事中、突然の眠気に襲われて、敗色濃厚な気配。そこでつい最近知った「コーヒーナップ」なるものを試してみる。コーヒーを飲み、カフェインが効果を発揮する20分弱の間だけ仮眠をとる。そうすれば眠気スッキリ・・・なんだか、本末転倒な気もする、そんな私の日常は・・・、

朝も早よから電車にゆられて、日雇いの現場へと向かう。

変わりばえしないメンバーと仕事(不満があるわけではない・・・です?)

現場に着くなり、パートリーダーの女性が、

「妄想さん、おはようございます、今日は妄想さんにかかっていますからね」

と、かる〜〜〜く圧をかけてくる。

確認すると、

「おいおい、普段の倍近い物量ジャマイカ」

これはマズイ、非常にまずい、とんでもなく不味い。

「しかし、やるしかない!!!」

と、気合を入れてはみたものの、毎度おなじみの暑さに、

「・・・別に、社員じゃないから終わらなくてもシラネ・・・」

と、音速の速さでヤル気を失う。

しかし、結局、残業して終わらせるハメになる。

まぁ、仕方がない。

「こんな私でも頼ってくれるのならば期待に応えよう」

と、ちょい格好つけてみたものの、帰りにシュークリームと森永のパリパリサンドをガッツリ食べてやった。

余分に働いた分、

「シュークリームくらいは・・・」

と自分に大判振る舞い(金額+摂取カロリー)してしまう。

心地よい疲労感に浸りながら帰宅。

と、いきたかったが、

「自転車の後輪がパンクしているジャマイカ・・・」

しかし、疲れすぎてなんの感情もわいてこない。

「なるへそ、そうきますか・・・」

と、自転車に常備してある『瞬間 パンク修理剤』を使う。

5秒ほどで、タイヤがパンパンになる。

これなら、自宅までは大丈夫。

順調に走り出し、自宅へと向かいたかったが、

「変速機が壊れて、チェーンがすぐに外れてしまうジャマイカ」

確認すると変速機を固定しているボルトかネジだかかがなくなって変速機がグラグラになっている。

「あはは、これじゃチェーンがはずれるわけだ・・・」

「じゃねえよ、どあほう!」

さすがにこれには、私の中の流川が激怒する。

元々、娘の高校通学用に買ったもので、卒業後は娘が使わなくなり、かわりに私が使っていたから、かれこれもう13年くらいになる。

「おつかれさま・・・」

と、バファリン(バファリンの半分はやさしさでできている)のようなやさしさで自転車を押しながら、どうするか悩む、

「わけがない!!」

娘と同じく息子が高校通学用に買って、卒業してからほとんど使われていないのが、

「あるジャマイカ!!」

帰宅して、のんきに『鬼滅の刃』なぞみている息子に、

「お前の自転車貸せ、娘のは壊れた」

すると、二つ返事で、

「いいけれど、パンクしてるよ」

・・・、

「マジですか・・・『瞬間 パンク修理剤』は使ってしまったぞ」

カースペースにある息子の自転車を確認すると、

「あはは、本当にパンクしてる」

「じゃねぇよ、どあほう!!」

ふたたび、私の中の流川の登場となるが、そんなことを言っている場合ではない。すぐに修理しないと明日から徒歩で駅まで行かなければならなくなる。

真冬ならまだしも、このくそ暑い時期に歩いて駅までいけるか、

「どあほう!!!」

と本日、三度目の流川。

時刻はもう、二十二時をまわっている。

これから、プロテインとクレアチンを飲み、同時に明日の朝と昼のお弁当の下準備をして、風呂に入って、晩御飯を作り、サプリを飲み、お弁当を仕上げて、食器を洗い、歯みがきをして寝る。

ここにパンク修理が加わると確実に二十四時は過ぎる・・・。

しかし、週七で働く私にとって、いつ修理しようとキツイ状況は変わらない。

「ならば、トレーニングのない今日、修理してしまうのが一番」

なにより、

「歩きたくない」

しかも、私は駅から自転車で十二分ほどの距離にある『ビッグ エー』でトレーニング前の安いおにぎりと食材を買って、その場でおにぎりを食べて、アミノ酸サプリを飲み、そして帰宅する。

これが私の日常だ。

だから、

「考える前に動け!!」

私は、感情のスイッチを切り、プロテインとクレアチンを摂取すると、すぐにパンク修理にとりかかるべく工具箱を引っぱり・・・、

「工具箱がないジャマイカ!!!」

そう、パンク修理の道具一式は工具箱に入れてある。

「落ち着け、考えろ自分、最後に使ってどうした・・・」

・・・、

・・・・・・、

「記憶にねぇ・・・」

そう、最後に使ったのは、もう二、三年どころの話じゃない、もっと前だ。

記憶をたどるにも年齢的に限界がある、そして時間だけが過ぎていく。

「??。。>><<<+++++!!!!」

と、ここで神という名のサンドバッグをボコボコに叩く。

「私は父親譲りの無神論者だ」

しかし、悪いことが重なったり、うまくいかないことがあると、決まって神の存在を一時的に許し、こうしてバチクソに文句を言いまくり、うさ払いをしている。

まぁ、そのていどの使い道しかない。そのくらいでちょうどいい。

神をボコボコにして、多少なりともスッとしたところで、片っぱしから心当たりの場所を探す。

すると、カースペースの奥のビニールシートの下にかくれているのを発見、

「あはは、そんなところに置いてあったらわからないはずだ・・・」

「じゃねぇ、どあほう!!!!」

またしても流川の出番だが、これ以上はスタミナ切れ1の問題があるので、ここら辺で休ませてあげたい。

とにかく、これで修理はできるが、その前に確かめなくてはならないことがある。

私は今までの経験から、空気が抜けているときは、パンクより先に『虫ゴム』の劣化を疑う。

確認すると、やはり『虫ゴム』が切れている。

「勝った」

と、心の中でガッツポーズをとる。

工具箱には当然『虫ゴム』が入っている。

さっそく交換して、空気をパンパンに入れて確認すると・・・問題ない。

「完全勝利」

と、ほくそえむ間もなく、明日のお弁当の下準備にとりかかる。

食事も終わり、念のため、もう一度確認をするが問題はない。

「そうだろう、そうだろう、そうでなくちゃおかしい、いや、そうあるべきだ」

と、疲れと眠気でおかしなテンションになっているので、食器を洗い、歯磨きをして寝る。

翌朝、気持ち悪いくらいに湿度が高くて最悪の寝覚めを迎えるも、お弁当の入った保冷バッグを自転車の前カゴに入れてスタンドを外すと、

「空気が抜けているジャマイカ!!!」

すぐさまバルブを確認すると、

「『虫ゴム』が切れている・・・」

しかし、今の私に考えている余裕などない、電車は待ってはくれない。

急いで交換すると、空気をパンパンに入れて駅まで全速力で向かう。

その日の夕方、仕事を終えて、ふらふらとした足取りで駅の駐輪場へ、

「うん、そうだろう、そうだろう、そんなことだとおもって、新しいのを勝ってあるんだよ、私を甘くみるなよ」

と、誰に言ってるんだと自分にツッコミを入れながらも、新しい『虫ゴム』に交換して、駐輪場に設置してある空気入れでパンパンに空気を入れてやる。

そして、翌朝、

「だよね、そうだよね、知ってるよそんなこと」

また、新しい『虫ゴム』に交換して空気をパンパンに入れて出勤。

その日の夕方、

「うん、平気、落ち込んでなんかいない、わたしは元気、だって『虫ゴム』はくさるほどあるもの」

と、おかしなスイッチが入ってしまうが、交換して空気をパンパンに入れて帰宅。

翌朝、

「上等だ、やってやんよ、たかが『虫ゴム』百均でいくらでも買えるんだよ、こうなったらどちらが根負けするか勝負だ!!!!」

と、ケンカ上等の私だが、ここでタイヤの空気圧を下げるようなことは絶対にしない、

「だって、下げたら負けだから」

この戦いは現在も終わってはいない。

『虫ゴム』もダイソー、セリア、キャンドゥと変えて買ってはいるが、

「オリジナル商品じゃないから、パッケージだけで中身はほぼ一緒だとおもわる」

だが、

「そんなの関係ねぇ」

たかが『虫ゴム』ごとき、

「どうということはない」
(by.シャア)

である。

ただ、やつも弱ってきているのか、長ければ三、四日は持っているときもある。

消耗戦になってきているが、私はあきらめない、

「だって、最後に立っているのは私だから」

・・・、

・・・・・・、

そんな私に、

ブリヂストン『虫ゴム不要のスーパーバルブ自転車タイヤチューブ英式バルブXXCVS-5 P3281 A710005XXC』

なるものがあることを、Amazonさんがこっそりと教えてくれた・・・。

本日のBGM:ONLY ONE / AREINT
このBGMは、話の内容とは一切関係ありません。
ただ、書いている時に聴いていた、というだけのことです。

  1. スタミナに問題があり、オフェンスに全力を注ぐと試合の最後まで体力が続かないのが弱点で、本人もそれを強く自覚している。 ↩︎

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