「もう殺せ」
いや・・・、
「いっそ楽に死なせてくれ」
怒涛の日雇い3連勤ラスト。
どうしてこうなるんだろう、マジで神なんて存在しないな。
「妄想さん助けてください、終わらないです・・・」
社員さんのその一言で私の残業が確定した。
断ることもできたが、今日の日雇いの面子では正直、
「きちぃ~~~」
というのも、
「使えないやつばかり」
だからだ。
おまけに使えない連中に限って、
「残業やる気満々」
という、状況。
「おまえら却って邪魔だから帰れや!!」
と思わず叫びたくなるのを必死でこらえる。
ふらつく体に鞭打って、懸命に作業をこなすこと90分、残りわずか、
「ついでに、最後まで片付けちゃいましょう」
と、お気楽な社員さんの一言。
「ついでじゃねぇんだよ!!」
と、ブチ切れる元気もない。
ヨタヨタとおぼつかない足取りで、残りの作業に取り掛かる。
30分後、
「燃えたよ・・・真っ白に・・・燃え尽きた・・・真っ白な灰に・・・・・・」
と、気分だけは『矢吹丈1』そのもので、外に出ると、
「さわやかな熱風だこと・・・」
一気に汗が噴き出てくる、ここから駅まで徒歩で約20分。
送迎バスを使いたいところだが、次のバスまではまだ30分以上もある。
「踏んだり蹴ったりとはこのことなり」
と自虐気味につぶやきながら、駅までの道のりを熱風にさらされながら歩く。
そして、本日のお楽しみであった、
「森永パリパリサンド」
は当然のごとく売り切れてましたとさ。
「うん、知ってる知ってる、そんなことだろうと思ったよ・・・」
私はすぐさま店を出て、通りの反対側にあるセブンイレブンに望みを託すも、
「だろうね、だと思ったよ、そんなものだよね・・・」
とにかく、もう、私は『アイスモナカ』の口になってしまっている。
そこで、アイスモナカの中でも脂質の低そうな、
「セブンプレミアム 金のアイスあづき最中」
と、一番安いミネラルウォーターをレジに置き、PayPayで支払おうとして、スマホをポケットから取り出そうとするも、それすら億劫になっている。
ノロノロとスマホを取り出す私に、
「429円です」
明るく笑顔で接客する店員さんの笑顔がまぶしすぎて、思わず目を細めてしまう。
店を出て・・・、
「ん? 429円? アイスと水だけだぞ」
慌てて、レシートを確認すると、
「セブンプレミアム 金のアイスあづき最中・・・321円!!!!!!」
いつもはすぐに捨ててしまうレシートだが、今日は捨てずにいて良かった、
「なんて、思うか!! クソ野郎、セブンイレブンが『トリックスター2』であることをすっかり忘れていた」
すぐさま、パッケージの裏面を見る。
「もしかして、金粉(金箔)でもまぶしてあるのか?」
と、この時は本気で思ってしまった。
もちろん、
「そんなものが入っているわけがない」
どうにも怒りは収まらないが、返品するわけにはいかないので食べるしかない。
そして、一口、
「・・・あのうまさでリーズナブル、本当に森永って偉大だな・・・」
と、森永の偉大さを再認識するとともに『セブンプレミアム商品』なんて所詮は値段を釣り上げるための『名ばかりのブランド』であることを知る。
『森永チョコモナカジャンボ』の足元にも及ばない、なんちゃって最中を食べながら、駅へと最後の踏ん張りを見せる。
でも、まだこの後、乗り換えを2回して、家に着くのは約1時間後ということは考えないようにする。


コメント