仕事中に、マウスの電池が切れてしまい、備品棚を探すがストックされているはずの電池がなくなっていた。備品を管理している社員に確認するも、注文を忘れていたとの回答、
「このままでは仕事ができない」
普段サボりまくっているので、できるときにしないと、
「いつやるの?」
「今度でしょ」
なんてことになりかねない、というか、それが平常運転だったりする、そんな私の日常は・・・、
タイトルに書いてある通りなのだが、正確に言うならば私が所属している部署の忘年会はとにかくハチャメチャだ。
自称社畜として、会社の名誉のためにもここはハッキリしておきたい。
なぜ、こんな時期に季節外れの忘年会の話なのかというと、
「昨年、やらかし過ぎて、今頃になって、ようやくゴタゴタも落ち着いてきたからだ!」
何がどうしたかというと、忘年会の会場となったホテルが・・・、
「会社に損害賠償請求をしてきたのだ!」
このホテルとの付き合いは、昨日今日なんてものではなく、記憶にある限り、私が入社当時からずっと利用している。
そんな、長年の信頼関係を築き上げてきたはずのホテルが・・・、
「今までよく訴えなかったな」
と、感心してしまうのが正直なところだ。
その忍耐力の強さを、
「褒めてあげたい」
まぁ、それくらい毎年ムチャなことを繰り返しているというわけだ。
ここで我が部署の忘年会について書いておくと、まず会場となるホテルだが、そこは都心から離れた場所にあり、最寄り駅からも歩いていける距離ではないので送迎バスを利用することになる、そのかわり、かなり大きくて豪華なホテルだ。
参加人数は毎年、平均100人強と、かなり多い、これは部署だけではなく協力会社の人も参加するからだ。
そして、忘年会は金曜日18時スタートの翌朝未明まで続く、つまり、参加者のほとんどがホテルに宿泊することになる。
そして、
「金銭感覚バグってない?」
と、聞きたくなるビンゴ大会
過去の最高額景品は50万相当の家電品一式、これは冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、後、何があったか忘れてしまったが、これらすべてをお持ち帰り、
「するわけないでしょう、後日送られてくるのです」
ちなみに、私が当てた過去一高い景品はNintendo switchで、帰って息子にプレゼントしたら、感激のあまり失禁したなんてこともあった。
これだけでも、凄いのに、さ・ら・に、
「コンパニオンが30人くらい乱入してくる」
から、これはたまったものではない。
体質的にアルコールを受け付けない私ですら、コンパニオンに囲まれて勧められると、
「断るのに苦労しちゃうよ」
と、スケベ心がつい顔を出してしまう。
ところで、皆さん、コンパニオンがいる忘年会を経験したことあります?
「凄いですよ」
何が凄いって、今は、さすがにないけれど、昔はコンパニオンが下着姿でお酌をするなんて当たり前で、なんだったら、〇っぱい出たままなんてサービスもあったりもした。
ちなみに、私がまだ新人と呼んでもいい歳の頃、初めて参加した忘年会で、私はコンパニオンにすっかり舞い上がり、飲み過ぎてしまい、部屋に戻るエレベーターの中で人生初のリバースを経験した。
お酒を飲めない私ですら、そんなやらかしをしてしまうのだから、この忘年会には魔物が潜んでいることは間違いない。
そして、肝心なことだから最後に言うが、忘年会にかかる費用は全て、
「部署持ちだ!」
参加者が負担するのは交通費だけという大盤振る舞いだ。
まぁ、これで毎年ムチャな忘年会になるのは、ご理解いただけたと思うが、やはり最大の要因は、
「お泊りだ!」
べろべろに酔っても、そのまま部屋に戻るだけだから、みんな限界突破の覚悟で忘年会に臨んで来る。
「それは男女問わずだ!」
正直、課のマドンナなどと言われている女性社員のあまりの豪快な酔い方にドン引きしたなんてことも一度や二度ではない。
「そんなにストレスマッハだった?」
と、聞きたくなるくらいだ。
とにかく、みんなの勢いが凄すぎる。
私のリバースなど、可愛いもので、そんなことは珍しくもない、女性でも毎年のように数人がやらかすし、廊下でお漏らしなんてことも、当たり前、
「にあっては困るのだが・・・」
これも毎年数人がやらかす。
さらに信じられないだろうが、〇糞なんてことも平常運転のように起こる。
今では管理職につき、偉そうにしている〇〇さんも、過去にコンパニオンにウザがらみして、周りの人たちに取り押さえられたとき、必死で抵抗しようとして、力んだ瞬間、脱〇したのを私は目撃している。
それでも、それほど周りは騒がない、
「だって、カオス状態だから」
そして、昨年の忘年会はコロナ禍以来、かなりお待たせされ過ぎたが、満を持しての忘年会再開ということで、リバース、失禁、〇脱糞に、
「器物損壊」
が加わり、晴れて損害賠償請求という不名誉に輝いた。
ちなみに、何をしたかというと、
「トイレの個室のドアを突き破る」
と、いう、およそあり得ない行為をしたのだ。
犯人は新入社員の、
「やりすぎ君だ!」
彼は身長185センチの体重120キロという巨漢の持ち主で、大学時代はアメフト部でクォーターバックとして活躍していた猛者だ。
酔った彼は個室で用を足していたのだが、その体重に便座が耐え切れずに壊れて、それに怒った彼はドアにタックルをかましたらしい。
「らしい・・・」
これは後日、会社の上司に説明を求められて彼が証言した内容なので本当かウソかはわからないが、その場に数人の体育会系の同期がいたことから、
「何らかの力自慢的なことをしていたのでは?」
と社内では噂されている。
ただ、事実として、トイレの便座とドアが壊れたことだけは確かだ。
そして、驚くことにそれだけでは済まさないのが我が部署の凄いところだ。
新人だけにいい格好(?)をさせられるかとばかりに、おじさんたちも負けじとやらかしてくれた。
ホテルにはカラオケルームがあるのだが、翌日、ホテルの清掃員がマイク3本と、操作端末が紛失していることに気づき、ホテル側が調べたところ、そこを予約していたのが我が部署であることが判明、チェックアウト前に、各部屋の立ち入り検査が行われて、壊れたマイクと操作端末が数人のおじさん社員の部屋から見つかった。
そんなこともあり、土曜日の朝、チェックアウトしたにも関わらず、全員が足止めをくらい、ホテルの広いロビーで部長から全員に、怒りの説教が飛んだ。
若者からお年寄りまでもが、うなだれて説教されている様はもう言葉にはできないほどにみじめだ。
当然、一般客も大勢いる、家族連れや、甘い夜を過ごしたであろうカップルや、私とたち同様、忘年会を楽しんだであろう別会社の人たちの、冷ややかな視線を私は忘れない。
「私自身は何もしていない」
なんてことは許されない。
同じ会社の人間として、見て見ぬふりをしていた責任は重い。
帰りの電車内、体が死ぬほど重いのは、軽い二日酔いのせいだけでない。
この日は、日雇いも休みだったので、まっすぐに家に帰り、深い後悔と共にそのまま眠りについた。
週明けの月曜日の朝、私は心地よいサウンドに酔いしれていた、そんな私の耳には・・・、
「Air Pods Pro2」
が燦然と輝いていた。
そう、忘年会のビンゴで最高景品額をあっさりと更新してしまったのだ。
本日のBGM:紡ぎ / メガテラ・ゼロ
このBGMは話の内容とは一切関係ありません。
ただ、書いている時に聴いていた、というだけのことです。


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