2011年公開 アメリカ作品 117分
原題:Crazy,Stupid,Love.
監督:グレン・フィカーラ
ジョン・レクア
脚本:ダン・フォーゲルマン
出演:スティーブ・カレル
ライアン・ゴズリング
ジュリアン・ムーア
エマ・ストーン
ケヴィン・ベーコン
評価:95点
いいから観ろ!
もう、95点もついている時点で察しなさいよ。
面白いに決まっているでしょう。
こんなジジイのレビューを見たところで、得るものはないですよ。
意地でもジジイのレビューを見たいという方だけ、お読みください。
キャラクター紹介
キャル・ウィーバー:妻を一途に愛する真面目な男
ジェイコブ・パーマー:超が付くほどのモテ男
エミリー・ウィーバー:キャルの妻
ハンナ:ジェイコブが一目ぼれしてしまうほどの美人(ただし、男を見る目に疑問点あり)
ディビット・リンハーゲン:エミリーの同僚(エミリーと寝た男)
Story
もう、内容くらい知っているでしょう?
なんなら、「映画・Com」でも見てください、と言いたいとところですが、超アバウトに書かせてもらいます。
要は奥さんに振られた主人公のキャルが紆余曲折して奥さんとよりを戻す、以上。
ここから先は、ちゃんと書いていますのでご安心ください。
ディビット・リンハーゲン
最初に観た時から何年たっても、ずっと記憶に残っている名前だ。
キャラ紹介でも書いたが、脇役キャラで、出番もそれほど多くはありません。
ですが、本作でただ一人、ずっとフルネームで呼ばれ続ける男なのです。
と、いうかどんな作品でも、キャラクターの名前をフルネームで呼び続けるというのは、ジジイの中では記憶にない・・・気がする。
この男、エミリーの浮気相手なのだが、演じているのは、我らがケヴィン・ベーコン、もうそれだけでも本作を観る価値が十分にある! 私的には・・・。
近年は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にもネタとして使われていて、しかも本人役でも出演もしているので、知っている人も多いのではないかと思う。
若いときは大ヒット青春映画『フット・ルース』で主役を務めて、大ブレイクした俳優さんだが、その後は、どちらかというと三枚目が多い印象だが、私は大好きな俳優だ。
本作を観て気になった方は『トレマーズ』という作品を是非観てください。
これは傑作です。
いずれレビューを上げたいと思っている作品でもあります。
話を戻すと、本作を観終わったら、皆さんの心の中にも、
【ディビット・リンハーゲン】
その名前が心に刻まれることでしょう。
そして、ライアン・ゴズリング
いやいや、本来であれば真っ先に書くべきなのだが、「ディビッド・リンハーゲン」のインパクトが強すぎて、ごめんなさい。
でもね、私が一番好きな俳優さんです。
もし、生まれ変われるのであれば、ライアン・ゴズリングの顔で人生を送らせてください、お願いします・・・、と、言うくらい好きです・・・顔が・・・。
まぁ、顔は抜きにしても、役者としても素晴らしいです。
全ての作品を観ているわけではないですが、ほとんどの作品を観ています。
しかも出演作品のほとんどが良作という、私の記憶にある限り、一作品だけです、明らかにつまらないと思ったのは、ただ、それも主演ではありませんので、顔と同じくらい、良い作品に出続けている俳優さんです。
つい、この間も新作『フォール・ガイ』を観てきました・・・、あ、この作品は微妙でしたね、つまらなくはないのだけれど、色々と雑というか、ノリでごまかそうというか、まぁ、そういうノリで楽しむ作品だと思うのですけれど、もう少し丁寧に作れよと言いたい。
話がそれたが、本作ではその顔面をこれでもかとばかりに多用している。
とあるシーンで、ショッピングモールの手すりに肘を乗せて、片手には一切れのピザを持ちそのまま食べるという画なのだが、かっこよすぎるだろう、一切れといっても、そこそこ大きなピザで、それをここまでカッコよく食べられるのは世界広しといえど、ゴズリングしかいない!
と、いうか、無理だろう誰もそんな食べ方しねぇよ。
ゴズリングにしか許されない食べ方だ。
もちろん、ライアン・レイノルズでも許されない。
とにかく、本作はライアン・ゴズリングのカッコよさと、お茶目な姿をひたすら堪能する作品と言っても過言ではないかもしれない。
スティーブ・カレル
本作の主人公、妻一筋なのは美点だが、
「高校生で止まってますか?」
と、聞きたくなるようなファッションセンスに、真面目と言えば聞こえはいいが、ハッキリ言ってつまらない男、キャルを好演している。
スティーブ・カレルを最初に観たのは、テレビシリーズの『ジ・オフィス』という、ドキュメンタリー風なコメディ作品で、そこで演じるのはとある会社の支店長、マイケル・スコットという男なのだが、みなさんが思いつく最低な人間(暴力を除く)の条件をこれでもかと詰め込んだような男を演じている、もちろん、コメディなので笑えるのだが、たまに、本気で退いてしまうくらいの行動や発言をおこなったりする。
それくらいぶっ飛んだ役だ。(作品は面白いので興味があるのならば是非)
だから、本作を観た時、
「どこかで見た気がするな?」
どまりで、同一人物だと知ったのは観終わってwikiで調べて知った。
本当に役者さんは凄いなぁ。
ただ、見返して観ると、ジェイコブと寝た女の話で盛り上がるシーンでのちょっと大げさな笑い方が、『ジ・オフィス』のマイケル・スコットと被って見えた。
つまり、キャルがあのままモテ男として、女遊びを続けていたら、マイケルみたいな最低人間になったかもしれない。
だけど、妻への愛情がそうさせなかった。
と、勝手に納得しています。
本作品の名言
「“お前はスティーブ・ジョブズか? 違うのだったらお前にその靴を履く権利は一生ない!”」
これは、キャルをモテ男にするためのレッスン初日に、ジェイコブが発した名言です。
解説すると、待ち合わせ場所に来たキャルが履いていきた、クタクタの「ニューバランスのスニーカー」を指して言った言葉です。
つまり、
「年相応の恰好をしろ!」
と、言うことです。
これは、私の心にグサッと突き刺さりました。
そう、その当時の私も毎日、
「コンバースのスニーカーを履いていた」
からです。
今は、ちゃんと年相応の恰好をしつつ、あえてのコンバースだったりします。
「“何その体、フォトショップで修正したの?”」
これは、ハンナがジェイコブの家に行き、ジェイコブがシャツを脱いで上半身裸になり、そのあまりにも見事な肉体美に対して発した言葉です。
そうなんです、ライアン・ゴズリングという男、顔だけではなく体も超絶イケてるのです、普段から私も“細マッチョ”を目指して日々精進していますが、あの体はマジで凄いです。
まぁ、顔はどうあがいても無理なので、せめて体だけでも、イケてるようになりたいと改めて心に誓いました。
何もキャルの恋愛だけではないよ
じつはこの作品、キャルが妻のハンナを取り戻すことをメインに据えている、と、思いきや、ジェイコブや息子のビル、そして、キャルの家に出入りしている、ベビーシッターのジェシカの恋愛にもフォーカスしています。
そして、ここに絶妙な伏線が張られています、気づいた人も当然いるとは思いますが、私はライアン・ゴズリングのカッコよさに目がくらんでいて気が付きもしませんでした・・・。
物語というのは、登場人物の成長物語でもあると考えている私には、ドンピシャでハマりました。
上に書いたように、それぞれが、恋愛を通して成長するさまが描かれているからです。
「都合よすぎ」
と、言ってしまえばそれまでですが「体操の金メダリストも真っ青」な、きれいな着地を見せてくれます、ラブコメディなので全然問題なしです。
作品を彩る女優さん
本作は出演している女優さんが全て美人という、ジジイに優しいキャスティングです。
まずは、ハンナ役のジュリアン・ムーア。
キャルが夢中になってしまうのも納得の美しさです。
作中では40半ばの歳という設定でしたが、当時は51歳、いやいや、全然問題ないです。
ただ、本作ではその美しさに比べて、今一つキャラ設定がふわっとしてしまっていて、肝心な離婚に至るまでの心情が描かれていません、
「つまらない男に飽きた、ときめきがなくなった」
的な描かれ方になっていますが、明らかキャルに未練タラタラという描写があったり、ディビット・リンハーゲンと寝たという割には、冷めているというか、
「本当にSEXしました?」
と、いうくらい互いの関係性に親密さを感じません。
キャルが生涯愛し続ける、
「魂の伴侶」
という設定にはピタリ当てはまりますが、あくまで外見のみの話です。
お次は本作のヒロインと言ってもいい、ハンナ役のエマ・ストーンです。
ライアンゴ・ズリングファンなら、
「またかい!」
と、言いたくなるほどに共演していて(私は肯定派ですよ)、しかも全て恋人役です。
ちなみに、本作が二人の初共演作品になります。
「上で書いたのは何なんだ!」
と、いうお叱りは敢えて受けます。
共演順は、本作『ラブ・アゲイン』(2011年)『LAギャングストーリー』(2013年)『ラ・ラ・ランド』(2016年)になります。
実生活で結婚しなかったのが不思議なくらいです。
今回の役どころは、モテ男のジェイコブを虜にしてしまう、
「男性を見る目がなく、そして免疫もない」
という、純粋培養の女性ハンナを演じています。
ただ、どう見ても、それはありえないだろう。
少女漫画の主人公が、絵的に他のどのキャラよりもかわいく書かれているのに、作中では目立たないとか、男性に相手にされないくらいに無理があります。
それはハンナの友人のセリフにもあります、
「あなたが、あの程度の男と付き合うなら私はどうなるの?」
そう、作中でもハンナがきわめて美しい女性という描かれ方をしているにも関わらず男たちは、なぜか彼女に興味がありません、かなりの違和感を覚えます。
だけど、好きな男がそれほど自分に興味がないことを知ってからのハンナの豹変ぶりは、さすがです。
バーでジェイコブを逆ナンして、彼の家に行って一夜を共にするまでの流れは、本当によくできていて、これぞラブコメディの正しいベッドインの見本です。
お次は、キャルとエミリーの息子のロビーの担任教師、ケイトを演じるマリサ・トメイ。
彼女もお美しい。
正直、出オチ要員みたいな使われ方ではありますが、インパクトは大きい役です。
その特徴的な名前と相まって記憶に残ることでしょう。
結局は・・・
ごめんなさい、ここまでつらつらと書いておいて何なんですが・・・、
「ライアン・ゴズリングに尽きる」
そうなんです、彼が出演しているというだけで、私の評価には思いっきりバイアスがかかっています。
「まぁ、お茶目なゴズリングが観れたから・・・」
みたいな感じで良しとしてしまっています。
とにかく、本作のジェイコブというキャラがゴズリングにピタっとハマっていたので、それがかなり効いていて、自分の中で評価が甘くなっていると思います
よって、実際の評価点は80点を切るかもしれません。
申し訳ありません。


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