仕事中に、どうしても背中を鍛えたくて、懸垂が出来る場所がないか探していたら、丁度いい場所を発見して、早速試してみるも、一回も上がらずに愕然とする・・・そんな私の日常は・・・、
私が平日は毎日のように、業務スーパーに通っていることは、別の記事(※1)で書いたのだが、そこに気になる店員さんがいる。
「女性じゃないからね、だからといって”そっち”の気があるワケでもないからね」
その店員さん、この記事では、
「”ソマリオ”」
の愛称で呼びたいと思う。
どういう意味かは、読んでいけばわかると思います。
”ソマリオ”を最初に見た時の印象は、
「素朴な感じで、そこそこ、ルックスはいいが、パッとしないなぁ」
だった。
服装もデニムにシャツというどこにでもある服装なのだが、センスが微妙というか、どこか垢抜けないのである。
一言で言えば、
「田舎から出てきた」
と、いう表現がピッタリだろう。
外見はともかく、仕事ぶりは真面目で、お客さんへの対応も笑顔を絶やさず丁寧だ。
「どうか、そのまま都会に染まらずにいてくれ」
と、思わずにはいられなかったが・・・、
それから数ヶ月して、我が目を疑うことが、
「赤髪にポニーテール、しかも、ブラックの超絶スキニー」
というスタイルになっていた。
今時、スキニーとは・・・、
「よくそんな細いのが履けるな」
と、羨ましく思ってしまうほどだ。
奇抜ではあるが、一気にイケメン度がアップしたのだが、さらに数ヶ月後、今度は、
「黒髪になり、全身真っ黒黒すけになっとる」
思わず、
「お前は漫画に出てくる執事か!」
と、突っ込んでしまいそうになる。
その服装は業務スーパーでなくても、どこでも浮くぞ。
あまりの変化の速さに私はついて行けず・・・、
「まぁ、ついていく必要など、全くないのも事実なのだが・・・」
とにかく、
「田舎から出てきた素朴な青年」
の面影はどこへやらだ。
「本当に田舎から出てきたかはしらんけど」
そんな時、私はあることに気づいた、それは、女性店員さんの”ソマリオ”に対する態度だった。
明らかに、避けているように私の目には映った。
ただ、元から孤立している感はあったので、そこまで気にはしなかった。
しかし、それからしばらくして、今度は、
「金髪マッシュに、服装はB系・・・」
という、なんともアンバランスなスタイルになっている。
ここまでくると、流石に私も興味が湧いてくる。
それから、しばらく”ソマリオ”を観察する日々が続き、ある日、以外なことで結論に辿り着いた、
「コイツ、彼女の好みのファッションをしてやがる」
だった。
まさしく、
「あなた色に染まります」
と、いうやつだ。
“ソマリオ”の髪型や、服装が変わるのは、その時、付き合っていた彼女の好みに合わせてのことと、いうことになる、だけど・・・、
「短期間でコロコロ相手を変えて」
と、心配する・・・、
「ワケないだろう!」
ちょっとばかり、イケメンだからって・・・、
「羨ましいじゃないか」
と、本音が出てしまったところで、こうなってくると、もう、次はどんなファッションになるのかが楽しみになってくる。
「所詮は他人事だからね」
私は、相手の好みに多少の譲歩はしても、丸々と変えてしまうなんてことはしない。
「ジジイ無理してる」
なんて、視線で見られたくないからね、まぁ、実際のところ誰も見てはいないんだけどね・・・、
「私みたいに人間観察をする人以外は・・・」
だが、その人間観察のおかげで・・・、
「”ソマリオ”は業スーの女性店員さんと付き合っていた」
と、いうことが判明した。
女性店員さんの態度がおかしい理由がそこにあったのだ。
しかも、
「”ソマリオ”は主体性が皆無」
と、いうことも”盗み聴き”で判明した。
「だって、普通のボリュームで話してるんだもん、嫌でも聞こえちゃうよ」
話を戻すと、女性店員さんの話では”ソマリオ”は告白されたら、
「断れない」
らしく、好きでもない相手と付き合って、しかも、相手のいいなりになる、と、いうか、面倒臭いから、逆らわないということらしい、結果、
「飽きられてフラれる」
を繰り返しているらしい。
「何か、事情が分かるとつまらない」
と、ばかりに、私の興味は急速に冷めていった、それと、
「ただの嫉妬だ!」
”ソマリオ”がただのモテ男ということが、
「羨ましい」
私の本音はさておき、それから、しばらくして・・・、
「素朴な青年に戻っている」
その姿に、何故かホッとする私がいた・・・、
「ん? あれ?」
”ソマリオ”の頬に大きなガーゼが、しかも、腕にも包帯・・・、
「怪我したんか?」
と、少し、ほんの少しだけ心配になる私。
しかし、それから、現在に至るまで、
どこかしら、怪我をしている。
まさか・・・、
「女王サマとお付き合いしてる?」
と、羨ましく・・・、
「心配してしまう」
私がいた。
本日のBGM : Pacific Line / Kidella
このBGMは、話の内容とは一切関係ありません。
ただ、書いている時に聴いていた、というだけのことです。
注釈
※1 スーパーのレジで紳士的な行動をとる私の記事をご覧ください。


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